
『6+ アントワープ・ファッション展』に足を運びました。
80年代後半に突如現れモード界を席巻した「アントワープの6人」(ダーク・ビッケンバーグ、アン・ドゥムルメステール、ドリス・ヴァン・ノッテン、ダーク・ヴァン・サーヌ、ワルター・ヴァン・ベイレンドンク、マリナ・イェー+マルタン・マルジェラ)を中心に、第二のアントワープ・ファッションの波を生んだ「新世代のデザイナーたち」(ラフ・シモンズ、ユルヒ・ペルソーンス、リーヴ・ヴァン・ホルプ、A.F.ヴァンドヴォルスト、ヴェロニク・ブランキーノ、パトリック・ヴァン・オンメスラーゲ、ブルーノ・ピーテルス、ハイダー・アッカーマン、ベルンハルト・ウィルヘルム、クリス・ヴァン・アッス)から、現在の「アントワープ王立美術アカデミーファッション学科」の学生たちによる作品までを一同に会した、アントワープ・ファッションの歴史が凝縮された非常に魅力ある展示会でした。
ベルギー・アントワープは以前買い付けに訪れた非常に思い入れ深い場所。
ファッションだけでなく、アンティークやブロカントもまた良質で、パリなどとはひと味違った品の良さと親しみ易さがあります。
特にKLOOSTER STRAATに常設するショップはどれも洗練されていて、取り扱う個々の商品はもとより、総合的な空間演出に対する意識の高さに驚かされました。
ファッション界を席巻した彼らが生活したであろう、アントワープというとても小さな街の根底には、共通する潜在的な美意識が存在したように思えます。
買付時の記憶を巡らせつつ閲覧した『6+ アントワープ・ファッション展』、非常に考え深く有意義なものとなりました。
6+ ANTWERP FASHION Exhibition 『6+ アントワープ・ファッション展』
会期:2009年4月11日[土]- 6月28日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3Fギャラリー 1・2)
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